このコーナーではジャンプの新たなる可能性を探ります! 第3回目の今回はジャンプをカッコよく読む方法を紹介します!
カッコいいとカッコ悪いならば誰しも「カッコいい」を選ぶと思う。その延長線上にはモテたいというのもあるだろう。カッコいいとは、未来を明るくする力を持っているのだ。
では、どうすればカッコよくなれるのか。実は簡単である。「ギャップ」なのだ。ガリ勉タイプなのにスポーツが得意、不良なのに雨の日に子犬を拾う、そんなギャップがカッコよさを生み出すのだ。
今回はそんなギャップを利用したカッコよくなれる方法を紹介したい。
人はどうすればカッコよくなれるのか。人類最大の悩みの一つだと思う。誰しもカッコよくなりたい、でもどうすればいいのか。そんな悩みを抱えて人は生きて行くのだ。しかし、その悩みがついに解決する。
ギャップを利用することで人はカッコよくなれるのだ。ジャンプのマンガを見ても分かる。たとえば、「銀魂」の銀さん。普段はちゃらんぽらんなのに、いざという時は頼りになる。カッコいい、ギャップのおかげである。ギャップこそが人をカッコよくするのだ。
ではどうすればギャップが生まれるのか。実に簡単である。我々には「少年ジャンプ」というギャップを生み出す最強の仲間がいる。これを利用すれば誰でもギャップを生み出せ、カッコよくなれるのだ。
ギャップとは簡単に言えば堅いものと柔らかいものが同時に存在すれば発生する。つまり誰もが読んだことのある「少年ジャンプ」とあまり馴染みのないものを持っていればいいのだ。後はこれをどうアピールするかである。
中に入っている物が見える透明な鞄に「ジャンプ」と「英字新聞」。ギャップである。実際は英語が分からないけれど、ジャンプと一緒に入れておくだけでギャップが生まれ人はカッコよくなれるのだ。
これを見た人はもれなくギャップを感じるだろう。鞄に名前と住所を書いておけばさらに完璧。ラブレターが届くと思う。だってジャンプと英字新聞による素晴らしきギャップ。カッコいいのだ。
こういうギャップもありだ。ジャンプを読んでいるけれど、小脇には「刑法各論概要」と「新版刑法講義総論」という難しいそうな本。ギャップだ。カッコいいとはこういうことなのだ。ジャンプを読むという普段の行為に「刑法各論概要」を足すだけでギャップが生まれ人はカッコよくなれるのだ。
もっと分かりやすいギャップの作り方もある。堅そうな職業の人が少年ジャンプを読むのだ。ギャップが生まれないはずがない。つまり堅そうな職業の人になればいいのだ。ではどうすれば堅そうな職業の人になれるのか、簡単である。
医者になればいいのだ。医者には堅くマジメなイメージがある。実際に医者になるのは難しいので、白衣を着ればいい。白衣さえ着ていれば医者に見える。そしてジャンプを読むのだ。するとギャップが生まれカッコよくなれるのだ。
白衣だけだと医者に見えないのでは、という心配があると思う。そこで頭に光る丸い物をつければ完璧。医者以外のなにものでもない。医者以外でこのような格好をした人を見たことがない。これでジャンプを読めば素晴らしきギャップが生み出される。カッコいいのお手本だ。
医者とジャンプだけではギャップが弱いのではという意見もあるかもしれない。医者という堅さが勝っているという考え方だ。確かに医者は堅い職業だ。ジャンプだけではギャップを感じない人もいるかもしれない。でも、大丈夫なのだ。
医者なのにEXILEにジャンプである。ギャップだ。ギャップが出たぞ! ギャップ以外の何者でもない。これをギャップと言わずなんと言えばいいのだ。そしてギャップはカッコいい。つまりこれがカッコいいということ。アイドルのように女性に囲まれても不思議はないのだ。
医者の格好でジャンプを読みながら街を歩いた。家でこれをやっても意味がない。私はカッコいいですよ、をアピールするのだ。しかし周りは素通り。避けられていると言ってもいいかもしれない。机上では確かにカッコいいのに。
世の中、照れ屋さんが多いようだ。ギャップの権化、イコール、カッコいいの権化である私に誰も声をかけない。カッコよすぎると声をかけにくいのかもしれない。カッコよすぎるのもまた罪なのだ。そのようにポジティブに考えることが世界を平和にすると信じている。
ギャップがカッコいいと思い今回試してみた。カッコいいに対する手応えはすごかったけれど、照れ屋さんもまた多かったようだ。ポジティブに生きるのだ。
最後に道を聞かれたが「周りに人がいなかったので」と言われた。カッコいい人にカッコいいと言うのは照れるからだと思う。そう思うことで人生は楽しくなるのだ。
それに私にはまだ透明な鞄がある。住所を書いていたのだ。ラブレターが届いているはずだ。だってカッコいいのだから!