「HUNTER✕HUNTER」の冨樫義博と、「東京喰種トーキョーグール」の石田スイによる初の対談が「少年ジャンプ+」で実現! さらに、石田スイが描いたヒソカのストーリーが存在する…!? 世紀の対談を、まずはご覧ください!
── 冨樫先生は、石田先生の今回のネームを読まれて、どんな印象でしたか。
冨 最後にヒソカが「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」でハンカチを変化させて犯人の顔を隠しますが、こういった能力の使い方は、実はこれから先の本編で僕も出そうと思っていました。だから「良い感じに念能力を使ってくれてるな」って。
別々の人間が考えているのに発想がかぶるのって面白いですよね。
あと、石田さんの描いた犯人、良い感じですよね。このキャラクターもそうなのですけど、石田さんの描く人物って、みんな雰囲気が良いんです。今まで石田さんが読んできた漫画とか、好きな絵とか、そういうものが滲み出ているんだと思うんですけど、いかついおっさんも含めてキャラクターの顔に華がありますよね。これは、努力で出せるものではないと思います。バトルシーンのネームもスピード感があってかっこいいですよね。
石 ありがとうございます……。
冨 最初にヒソカが倒れているシーンがありましたけど、その理由を描かなかったのは意図してやったことなんですか?
石 はい。あえて冒頭のシーンは、物語の背景を描きませんでした。
冨 それがすごく読者に考えさせるんですよ。
先にネームを読む方はコチラから↓