───11巻の帯で重大発表が告知されています。TVアニメ化、おめでとうございます!
担当編集:2021年の放送予定を目指して鋭意制作中です!
宵野:もう本当に嬉しいの一言なんですけど……アニメ化のお話は、本決まりしてからも半信半疑で「ほんまにやるんか?」みたいな気持ちが拭えず(笑)
LINK:同じく(笑)。それに、こんなにエッチな漫画を本当に地上波で放映できるんですか?って、いまだに私も少し心配しています。でも監督やメインスタッフの皆さんが、原作のコミックを読み込んでくださっていて安心しました。
宵野:監督さんが「この漫画をアニメ化するにはこうした方がいい」って真剣に考えてくださっていて、すごくスタッフに恵まれているのを既に感じています。
LINK:宵野先生の素晴らしく可愛い女性たちが動いて、声がついて、命が吹き込まれるのを早く見たいですねー。
宵野:以前にVOMIC(*)で声をつけていただいた時にすごくドキドキしたんです。さらにアニメだと絵が動きますし、地上波の限界を目指してくれることに期待しています(笑)
(*)集英社の漫画を動画で配信するサービス「VOMIC」(ヴォミック)。声優のVOICEと漫画のCOMICを合わせた「VOICECOMIC」の略称。
───最新刊の11巻が発売されました。担当編集から見たポイントは?
担当編集:本当に第1話の時点から続いていた怜人と絵理沙の恋が、いよいよクライマックスを迎えます。2人のラブストーリーがひとつ、ここで結ばれますので見届けてほしいですね。
───描き下ろしは今回もあるんでしょうか?
LINK:もちろんです。11巻の描き下ろしは翔太と保健室の先生の秘め事が、本編のシリアスな雰囲気とは切り離された明るい感じで収録されています。
翔太は同世代との学園ハーレムが続いてきたんですけど、年上美人の包容力がガッツリ感じられる描き下ろしになっています!
───さらに11巻の帯に、気になる情報が書かれているんですが……!
LINK:約2年前にSAVAN先生の作画で始まった「終末のハーレム ファンタジア」、こちらが第2のハーレムシリーズとしてウルトラジャンプで連載中です。それに続く第3の「終末のハーレム」が、6月から「マンガMee」という女性向けの漫画アプリでスタートすることになりました。
───女性向けのハーレムもの、ということでしょうか?
LINK:そうです。この「終末のハーレム」は他のジャンルにも色々応用していけると思っているんです。例えば時代劇とか、OLものとか、サバイバルものとか。
「終末のハーレム」というタイトルを、よりたくさんの人に知ってもらい、楽しんでもらうための新しい挑戦として「終末のハーレム ブリタニアリュミエール」をスタートさせます。「マンガMee」と並行してジャンププラスでも配信されますので、始まりましたら応援よろしくお願いします!
───アニメ化やファンタジー世界、女性向けなど「終末のハーレム」ワールドがますます広がります。
LINK:アニメによって、さらに多くの方に興味を持ってほしい。だからニチアサ(日曜日の早朝)で放送してもらってもいいかなと思うんですけどね(笑)
宵野:えーっ!(笑)
LINK:女性の読者もいらっしゃると思うんですけど、僕はこの作品の潜在的な読者は、35億人いると思っています。
宵野:ブルゾンちえみの「35億、全男性がターゲット」みたいなノリ(笑)。
LINK:だから1冊あたり35億部は売れてほしいんですよね(笑)。性というテーマはそれぐらい普遍性があると思っていて。
担当編集:性ってそうですよね、本当に。
LINK:エロって良くないものとして扱われる事が多いんですけど、人間が生きていく上で欠かせない、すごく大事なことでもあります。作品を通じて、読者の皆さんにもそう感じてもらえたら嬉しいですね。
今はこういうご時世なので、家でマンガを読むのもいいと思います。ぜひ「終末のハーレム」をよろしくお願いします! 「ウイルスに負けないぞ」ってことを、大事なメッセージとして描いていきたいです。
───インタビューもこの状況下、リモート会議で実施しています。宵野先生からも意気込みをお願いします。
宵野:あっという間の4年間、連載してきました。でもここからアニメ化も決定して、第2部に向けて、さらに怜人たちの活躍が広がっていきます。今年はもちろん、来年以降も読者の皆さんに様々な展開を楽しんでもらえたら嬉しいなって思います。
───本日はありがとうございました!
(取材・構成)かーずSP
※iOSアプリでは、2017年4月より「終末のハーレム」の配信を停止しております。